森林計画学会カンファレンス2022

この二年間コロナ禍で学会や研究集会もオンラインを強いられ、会員同士の交流や情報交換の場も大きく制限されてきました。その間にも森林・林業を巡る状況や社会情勢は大きく変化しようとしています。また、会員のみなさまの研究を取り巻く環境もめまぐるしく変化しています。森林計画学会の活動も、こうした流れに対応すべく、会員同士の交流を促進し、各会員の自由な発想を大いに喚起したいと考えています。
そこで従来秋に開催していた研究発表会を発展的に衣替えし、「カンファレンス」を開催することとしました。「カンファレンス」は、これまで同様の会員による研究成果の発表に加えて、進行中の研究プロジェクトの報告や森林計画学に関連する研究構想、森林管理に関する提言など、より自由度の高い発表を認める形式で行います。
今年度は札幌に主会場を設け、オンラインを併用するハイブリッド方式とします。発表は計１０件で、５件ずつの二部構成として、各部ごとに総合討論を行います。

カンファレンス2022発表要旨集：PDFファイル（７９４KB ）

開催日時： ２０２２年７月１６日（土） 13:30 17:20
開催方法：ハイブリッド開催
対面会場：札幌市教育文化会館３階 302研修室

〇カンファレンス2022プログラム

13:30-13:35会長挨拶 松村直人 （三重大学

第一部　森林調査・ DB
13:35-13:50発表 ①
森林資源データに関する標準仕様の概要と新たな課題
〇大萱直花・荒井恭子（一般社団法人日本森林技術協会）

13:50-14:05発表 ②
林道情報データベースの在り方とその更新方法に関する一考察
〇鹿又秀聡(森林総研）・ 都築伸行（森林総研） ・ 笹田敬太郎（森林総研） ・ 大萱直花（日本森林技術協会）

14:05-14:20発表 ③
東京大学北海道演習林における森林施業・固定試験地・リモートセンシングのデータセット
〇尾張敏章・中川雄治・小川瞳・犬飼慎也・鈴木智之（東京大学北海道演習林）

14:20-14:35発表 ④
多時期衛星画像を用いた不成績トドマツ人工林抽出技術の試行
蝦名益仁（北海道立総合研究機構林業試験場）

14:35-14:50発表 ⑤
森林・林業分野におけるUAS研究および実利用の現状と課題～UAS研究分科会の提案～
高橋正義（森林総研）

14:50-15:20 第一部総合討論
座長　光田靖（宮崎大学）

15:20-15:30 休憩

第二部　森林教育・森林計画

15:30-15:45発表 ⑥
これでいいのか、大学・高等学校での森林科学の専門教育－経営分野を考える－
井上真理子（森林総合研究所多摩森林科学園

15:45-16:00発表 ⑦
大学の講義「森林環境教育論」で扱う森林施業・森林計画
比屋根哲（岩手大学 大学院 連合農学研究科）

16:00-16:15発表 ⑧
表土流出防止を目的とした間伐の優先度とコストの分析
〇山田祐亮（森林総研）・ 南光一樹（森林総研） ・ 鹿又秀聡（森林総研） ・ 細田和男（森林総研） ・ 西園朋広（森林総研） ・ 山浦悠一（森林総研四国支所）

16:15-16:30発表⑨
市町村の森林ゾーニングにはシナリオ分析に基づく手法の導入とそのための支援が必要
田中和博（京都先端 科学大学）

16:30-16:45発表⑩
森林計画文書および計画行政分野に関する情報共有
當山啓介（東京大学千葉演習林）

16:45-17:15 第 二部 総合討論
座長　當山啓介（東京大学千葉演習林）

17:15-17:20 閉会 挨拶 高橋正義（森林総研、森林計画学会企画委員長）

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